月: 2025年3月

好き作家とティナの話(だいぶ拗れた自分語りです)

先日長崎にある遠藤周作文学館に行ってきて大変感無量だったのでその延長で。

遠藤周作は中学生の頃に夏休みの感想文宿題で「沈黙」を読んで私の読書観を一気に変えてしまい、以降ずっと好きな作家。氏の小説から関連して出会い、心に刻まれた作品も数知れず、な自分に多大な影響のある作家です。

※スコセッシが映画化した沈黙ももちろん観に行った。内容も役者さん達も物凄く素晴らしかったけど原作がそもそも辛いので映画も辛すぎて無事に落ち込みました。

以前ブログでティナの「愛する」はエーリッヒ・フロムの「愛するということ」で解像度が上がったと書いたことがあるのですが、この源流は遠藤周作が書く愛と弱さの影響が大きいです。人の弱さに対して心に差し込むような愛を描き、そこに人の美しさや、人生には希望や救いがあり、意味があると僅かながらも思わせてくれるような描写。(もちろん、遠藤作品にはそんな救いのない作品もありますが…沈黙と同じくらい有名な海と毒薬なんかはひたすら重いですしね…)

私は無宗教な人間ですが、ティナにキリスト教的な愛(無償の愛・隣人愛あたり)を感じて尊くなっているのは遠藤周作がキリスト教徒だったが故に悩み、見い出し、書き続けてきた自分なりの寄り添う神の愛が好きだからなんだろうな〜と思う。そしてこの「ただただ寄り添って能動的に”愛する”」という事がいかに難しく、強さを必要とするかを考える度にこの域に近いところまで達した(と私が勝手に思っている)ティナに美しさを感じてしまう拗れたティナ推しです。

周年絵

今年もこの季節がきた〜!と思う。人数多い絵、大変だけどとても絵の練習になるので頑張っている

あと毎年キャラ配置に悩む。特にゴゴ…

漫画前半アップロードしました

https://crepu.net/post/10395551

こんなに描いてまだ前半か…となってますが後半に予定しているエドティナの会話がずっと描きたかったシーンなので頑張るぞー でも前半でだいぶエネルギー使ったのもあり、いったん小休止も兼ねて31周年絵に取り掛かる

それから補足的な話だけどこのページでティナが抱えているのはジュンからもらった本のつもりだった

エドガー、ティナ、バナン様、ジュンの封魔壁前の会話回想を描こうとしてた名残です。ずっと暗かったので少し和やかな話を挟もうと思ったのですが、ティナに重いことを頼んでおいて冗談言い合うのも何だか違うかも?と思って没にした。

フィガロ城

漫画用にフィガロ城描いた!地中に沈む構造かは置いておいてエジプトのカイトベイ要塞と英国のウィンザー城を参考にした。

角度諸々おかしいし2階がまだ無いけど加工して使うのでとりあえずこれで。頑張って描いたので漫画以外にも使いまわしたい… 

漫画5話のゾゾ描く時も頼ったアドビのイラストレーターで今回もなんとかなりました。イラストレーター様々だ